無用の用~雑談板 405422

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メカゴジラ五十周年

1:小狸工房 :

2022/05/12 (Thu) 21:11:22

頭部が回転してバリアーを展開するという、非生物的なアクションに、大人はこうして子供を喜ばせてくれるのだなと。
怪獣世代として、怪獣を見る目は肥えていたものだから、ゴジラでロボットでワルモンという前情報に心をときめかせたものだ。

着ぐるみの製作中にも面白そうな装置を見つけると組み込んで動作を確かめてみる、こういう創意工夫はもう望めそうにないな。

撃っても撃ってもせり出してくるミサイルには、どこにあんなに仕舞ってあるのだとちょっと呆れたが、体内にミサイル製造装置があり、全身を駆け巡ってどこからでも発射できるのだとか。
ご都合主義寸前のセンス・オブ・ワンダーとか、やはりメカゴジラはよろしい。

化けの皮が剥がれ、擬装を落とし正体を現してからのクロスフィルターでギンギンギラギラは姉1の大好きなシーンです。
2:小狸工房 :

2022/05/12 (Thu) 21:16:15

にいやんが散った地に行かねばならぬと早々に旅立ったオヤジが近所にもいた。
終戦間際の緊急動員で有無を言わさず送り込まれた口か。

一夜明けるどころか深夜には「外国」になってしまったものだから、その混乱ぶりは今でも語り草だな。

くたばるまでにはまたソーキ蕎麦を食べに行かねばな。蕎麦とは言うが僕から見ればうどんとラーメンのハイブリッドだ。
3:小狸工房 :

2022/05/15 (Sun) 20:26:44

金城氏と円谷一氏のお二人なのか。
あるいは金城氏と上原氏の二人だとも読めるね。
しかし大伴氏ってああもおねェな人だったのか?

語りたかったのは、怪獣から離れて表現者として苦しむ一人の青年の姿だ。
対馬丸はアニメになったが、実写では画面が重過ぎて子供には見せたくないな。

円谷ファミリーの内紛など知りたくも無いのであるが、貧乏時代の反動でグレートの臨時収入を使い果たしてしまったのには、大人としてさすがにね。

巨大ロボットブームの時代にそうであったように、帰りマンからの第二次怪獣ブームまで待ってもらえたらどさくさに紛れて政治的メッセージを含めた怪獣番組も撮る機会があったと思うところだ。
円谷内部での事実上の降格処分に失望し、沖縄に帰ったとされるが、大量生産される怪獣番組には興味は無かったかな。

ゴジラ組とウルトラマン組は基本的に仲は良くなかったと聞くが、「ゴジラ対メカゴジラ」はどう見ていたのか、それとも見もしなかったのか。
4:小狸工房 :

2022/05/15 (Sun) 20:44:24

先ずは映画として楽しめるものでなければ商売にはならないし次の仕事も入らない。
その上で自分なりのテーマを盛り込むのが作家としての力量。

関沢氏の脚本の特徴のひとつが、カット割りが明確なので映画として撮りやすく組み換えの融通が利くと現場に喜ばれたのは、新聞に漫画を掲載したり鉄道模型を趣味にしていたりと、ユニットで思考できる強みがあったのかも。
乱闘シーンなどは「ここで乱闘」とか物凄くあっさりとした一行で済ませたりとか。

この方から、どう書けば脚本になるのかを学べたのは幸運であっただろう。
5:小狸工房 :

2022/05/15 (Sun) 21:27:52

この方には子供時代にどれほどお世話になっているか。

先に二時間ドラマの脚本も書かれた市川氏に、いつまでも子供騙しの怪獣ものなど書かずにと言われて激怒したように描かれているが、ギャランティがはるかに良い他局の番組に誘ったのは純粋な好意であり、円谷プロの経営が極度に悪化していた背景もあるだろう。
上原氏が子供番組の世界に残られたのは、自分が書かなければ子供番組が駄目になってしまうくらいの覚悟があったのではないのだろうか。

氏の作品はロボコンとかグレンダイザーとか他国でも大評判を呼んだものもあれば、スポーツものや青春ものでも筆を奮い、決して作風が偏っているわけでは無いのを証明された。
何を書いても芯がぶれないから凄いのである。

市川氏は後にアニメ番組の脚本を書こうとしてギャラの高さを理由に断られたようにも聞いているのだが。
長坂氏とキカイダーの例もあるし。自分が育てたつもりの作品を盗られた気分であろうな。
6:小狸工房 :

2022/05/15 (Sun) 21:40:03

後からなら何でも言えるのであるが、伸びない要素ばかりが集まってしまって。非日常と意外性が売り物だというのに、俳優がスーツ姿での出演を強要するのではね。
メカとドラマという二大要素が消化できずに終わったのはつくづくと残念だ。

メカ描写は超一流なのだがなー。
マイティ号の発進シーケンスは外国映画でもあそこまでできた作品は稀だろう。マッハバロンの発進と並んで今でも大好きだなー。いずれもここしか見るべきところが無いというか。
7:小狸工房 :

2022/05/17 (Tue) 02:22:13

今回のNHKスペシャルでの俯瞰で、有事の際の核持込がどれほどの苦渋の決断であったのかが良く分かった。
核持込の密約の存在が報道された当時には、やはりあったのかという感想しかなかったが、佐藤内閣だって積極的にこれを支持したわけではない。

「核抜き、本土並み」のシュプレヒコールの下で断行された本土復帰だが、米軍基地は大使館と同じく治外法権であるので、決して沖縄全体の統治権が戻ったわけではない。
国防と住民感情の板挟みでの断行だから、毎日が身の細る思いだったろう。

「やらねばならぬとは思ったが、後になって偉い事に手を付けてしまったなと」

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