無用の用～雑談板 414404

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釈迦三尊像

1：小狸工房:
2024/05/07 (Tue) 12:29:40: 百万円になりました。
2：小狸工房:
2024/05/07 (Tue) 12:34:42: ケースは埃とちゅーの糞でドロドロに汚れていたものが、この金額になるのであれば、なんだかなー、と思います。
言われてみれば、あんなものもあったかなと言う位のものだし。

これで当座のパーバの入院費は賄えるか。
3：小狸工房:
2024/05/07 (Tue) 12:41:51: これこそ先祖伝来のものだからね。
…どこに仕舞ったっけ。

廃屋も解体すれば思いがけぬ値打ち物がザクザクと見つかることもある話は書いたけれども、不正の嫌いな業者さんだと無理を言ってでも依頼主に現場に立ち会わせるというし。

特に戦中戦後の銀行倒産や新円切り替えを経験した世代だと、純金のインゴットで隠し持っていたりするし。貴金属供出はどうした。

いずれにせよ、これで当家はまた切り札の一つを失ってしまったわけだ。
さあ、次はどうする。
4：小狸工房:
2024/05/07 (Tue) 12:48:09: 母の葬儀費であれば用意できないわけでは無いと説明しても、腐れ親父としては自分が用立てたお金で妻を見送らなければ納得できなかったので。
あれは父が買った土地なのだから本人が満足の行く様にすれば良い。

明治維新と農地改革でずいぶんと多くのものを失ったが、ここまでであればまだ遊んで暮らせるくらいのものは残っていたはずなのだが、ジジーの道楽が止めを刺したな。
5：小狸工房:
2024/05/07 (Tue) 12:54:25: 鑑定書も無いし、飛込での持ち込みだし、まぁ妥当なところであろう。

欲は掻かない。
6：小狸工房:
2024/05/07 (Tue) 13:42:09: 出所が、雑誌広告で見掛けるビーナス像やモナリザの微笑のレプリカと同列のものだから、骨董としての価値は無く、仏様としての有難味も感じなかったが、要するにこうした時のための咄嗟の蓄え程度のものだな。

祖父の自慢の十円金貨を孫が銀行に持ち込んだら十円玉に両替してくれたエピソードを思い出す。
飽くまでも額面と等価だ。

お姉ちゃんたちには黙っておこう。
父の同意は得てある。
7：小狸工房:
2024/05/07 (Tue) 15:45:34: 本物のお嬢様というものは自分が平素贅沢をさせてもらっている自覚が無いので、おともだちの狼狽えぶりに、その金額の大きさを認識できたのである。

釣られて狼狽えてはいるが、正当な理由に基づきパパにおねだりすれば、あの金額であれば恐らくは用意してくれるものかと。
8：ウッソ魔人 :
2024/05/07 (Tue) 19:28:41: 「売り食い」という単語を知ったのは「新婚さんいらっしゃい」からであった。
9：小狸工房:
2024/05/07 (Tue) 21:41:27: 120gほど。実際の買い取り額はもう少し高い。
金相場もいつ暴落するのか分らんのと、たまたま今日は時間が取れたので、このしばらく気になってたジジーの遺品を売ろうと思って。
車の購入費が相殺できれば十分だったが、まさかまともな値が付くとも思っていなくて。金だというのも怪しかったくらいだし。厨子には純金とあったが、あんなものはどうにでも書けるし。

買った頃にはニクソンショックとかあって、ジジーなりに貨幣に頼らぬ資産を持っておこうと思い付いたのであろう。こういうものは知らんと捨ててしまう人もいるかと思う。

鑑定の最初の最初が磁石を近づけるというものだったので、
「金メッキや金箔の人もいるでしょうね」
「けっこういますね」
俄かに自宅にある金製品だと信じていたものを持ち込む人が急増したのだろう。村野守美さんの「垣根の魔女」ではシんだ爺さんといつまでも一緒にいられるようにと、婆さんが結婚指輪を鋳潰して金歯にするのだが、歯科医が
「…金メッキだと言い出せなくてな」

家中にものが多過ぎて、お金になるものから片付けて行かねば追い付かんのである。
それとたまに「押し買い」の連中が押し掛けてくるので、先回りしてうっぱらってしまいたいのである。