無用の用~雑談板

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「こわいマンガ」はなぜ怖い? 小狸工房

2024/12/20 (Fri) 23:24:20

「ダークサイドミステリー」(笑)

「こわい」を平仮名にしてあるところなど、さすがに良く分かっていらっしゃる。
まだ冒頭しか見ていないのだが、夏目房之介氏が見事なロマンスグレーとなられたのと、もう一人のゲストさんが日野日出志Tシャツであるのが。

これはもう本っ当に、あの時代をリアルで過ごした人にしか分かってもらえないので。
怪奇漫画、恐怖漫画というものが、主流には成り得ぬ永遠の傍流の立場にありながら、なお廃れることなく継続しているのがね。元より黄表紙、赤本の時代から怪奇ものと言うのは脈々と続いているのだし。
貸本漫画の時代を経て、なかんづく画力、構成力に秀でた作家は大手出版社からも引き抜かれたものであるが。

貸本漫画の時代が疾うに終わってからも、あのひばり書房など月刊形式で単行本を発行し続けるという奇策で生き延びていたものだ。したがって巻末には単行本でありながら読者投稿コーナーがあったりして。

残酷描写に関しては 小狸工房

2024/12/20 (Fri) 23:30:22

少女マンガは少年マンガの比ではないね。
カニバリズムなど当たり前のように描かれたし。

それでも遠目に見れば、こうした系譜は今でも続いているのが良く分かる。

少女マンガにおける怪奇漫画は 小狸工房

2024/12/20 (Fri) 23:40:01

70年代には既に完成していた。
ある意味ではここで頂点を迎えている。

山岸涼子さんの「メデュウサ」とて、描かれたのは79年だが、男性読者だと物語を理解できた人はかなり限られたし。

心理描写では女性作家に及ぶところでは無いので、男性作家だとどうしてもお化け物になりがちですね。
もちろんこれにはこれで変わらぬ人気があるし。

好美のぼる先生 小狸工房

2024/12/21 (Sat) 00:10:14

ひばり書房の永遠のライバル、立風書房で活躍しておられた。

氏の作品で一番強烈だったのが「妖怪七変化」というものだが、タイトルからは想像もつかないSFアクション漫画である。

汚染された地球を捨て、巨大なロケットで人類を新天地へ向かわせようとする稀有壮大な計画だが、利権を独占しようとする悪人に移住用のロケットを実現するためには必要不可欠な無限エネルギーの秘密を狙われ、これを防ぐためにプロジェクトリーダーの愛娘が「七つの力」を与えられ、悪人と戦うというお話。

字にすると眩暈がするわい。

変化一から変化六まで、怪物の様な姿となりそれぞれ異なる特殊能力を発揮できるのだが、竜の様な変化二だと「体を電気に変えられる」という能力を操り、電線伝いに悪人たちのアジトを突き止める。
変化七ではなぜかセブンマンという超人の姿になり、これが一番動きやすかったみたい。

ご本人は怪奇漫画作家という職業とは裏腹な好人物であり、自宅では折り紙教室も開催し、折り紙に関する著作も多いと聞く。

杉戸光史先生 小狸工房

2024/12/21 (Sat) 00:22:28

その好美のぼる先生が「終生のライバル」とされていた方。

なぜか思い出したように野球マンガやエロ漫画も描いておられる。

こういう作家たちは、忘れたくても忘れられそうに無くて困る。

読んだけどな 小狸工房

2024/12/21 (Sat) 00:31:43

大手出版社には無い、独特の妖しい魅力があったし。

古賀新一先生のように大手で再デビューを果たされた方もいるし。

楳図かずお先生 小狸工房

2024/12/21 (Sat) 03:34:18

「オンエアまで三ヶ月あるねんぞ」とチコちゃんにあったくらいなので、番組中ではまだ存命中の扱いであった。

「赤んぼ少女」は怖かったなー。タマミちゃん、見掛けはああだが成長しないわけでも無いので意外と力は強い。
本当に怖くなるのは後半、一度は行方不明となったタマミが生き延び、ポリバケツの生ゴミまで食べながら執拗に追い掛けて来るようになってからだ。
あの姿なので隠れる場所には不自由しない。

これよりもう少し前に少女マンガでの主流だったみなしご物、生き別れ物の最終形態になるのだが、このスタイルは当時の漫画家さんたちは誰もが一度は描いているな。

あしべゆうほ先生とか 小狸工房

2024/12/21 (Sat) 03:58:02

カルト的人気を誇った「悪魔の花嫁」はイメージアルバムやアニメも制作されたのだが、正しくはまだ未完であるし。

「クリスタル・ドラゴン」も売れたけれども、これも風呂敷を広げ過ぎたかな。

ところでこの方も花の24年組であったのか。
しかし大泉サロンでの噂は聞かぬと思ったら、他作家とは距離を置いていたともあるな。
そういうものか。

高階良子先生も 小狸工房

2024/12/21 (Sat) 04:19:03

ネット上にもデータが多いところを見ると、やはり熱心なファンがいるのだろう。

この方の作品にもロングラン連載のものもあるし。

日野日出志超先生 小狸工房

2024/12/21 (Sat) 04:20:18

彼だけは、そっとしておいて欲しかった。

「臓六の奇病」が代表作だとされるが 小狸工房

2024/12/21 (Sat) 04:26:43

私としては「幻色の孤島」を推したい。

タイトルの由来は五臓六腑だな。

地獄でメスが光る - ウッソ魔人

2024/12/21 (Sat) 20:24:57

先日接種に行ったクリニックに全集があってびっくりした!
すごいな病院で「地獄でメスが光る」かよ!
「これは院長先生の趣味なんですか?」
「いえ、馴染みの患者さんの寄贈品です」
じゃあ中身見てないんじゃないか?

見ていないでしょうね 小狸工房

2024/12/21 (Sat) 21:00:07

「ヘルター・スケルター」に至るまでの人体改造もの。

大衆食堂に少女マンガばかり並んでいると、「少しコマル」と表現されていたのは万寺タツヤ氏。

私も寄贈はしますが、画集とか写真集とか。マンガだとほのぼの系。
先日物理療法で久しぶりに来院するとマガジンラックが片付けられていて、
「雑誌類はどうなったのですか」
「新型コロナ対策で片付けました」
詰まらんものだ。

ところで連載は「なかよし」か、これは。
やはり「りぼん」よりもストーリー性の高い作品が多いな。少しだけ高年齢層向けか。
もちろん「りぼん」にも良作は多かった。

わたなべまさこ90歳超 - ウッソ魔人

2024/12/21 (Sat) 22:21:37

これは意外である。逆算するに、学年誌連載時に既にかなりの高齢だったわけである。

先生のホラー作風は即興性と考えている。
連載時に今この瞬間読む分にはすごく怖いが、通しで読むと色々おかしいが気にしてはいけないのである。

「聖ロザリンド」とか 小狸工房

2024/12/21 (Sat) 22:52:13

>逆算するに、学年誌連載時に既にかなりの高齢だったわけである。

満州引き揚げ漫画もお描きになっているので。
あの世代のトップでしょう。

>通しで読むと色々おかしいが

ちゅーに顔面齧られれば飛び起きるっつーの。

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