無用の用~雑談板 510016

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マルサンのリモコン怪獣プラモデル

1:小狸工房:

2025/04/16 (Wed) 10:16:18

三十年前には数十万円でやり取りされていると大評判だったが、今ではもう一桁高い。
ギャンゴの完全品が最高で四百万円だったか、息子の学費のためにコレクションを手放したという逸話もあるくらいだし。それと奥さんの急病と。

私は微妙に世代が違うので、たまに模型店の店頭で売れ残り品を目にするくらいしか遭遇できる機会も無かった。ウルトラホーク1号もゼンマイ動力しか記憶になく、オリジナルは電動だったと知って驚いたくらいだ。

子供にとって組立のネックになるギアボックスとリモコンユニットは、ブリキ玩具からの転用で、作業の簡易化が図られている。
プラモデルの歴史上、様々な試みがあった歩行ギミックは、動作が比較的確実な摺り足式だ。

今回、ウソンコショップのカタログページに、これのカネゴンが掲載されていて、こういうものもあったのかと新鮮な驚きだ。
当時のマルサンのポスターの画像も見つかったが、パゴスとかゴメスとかトドラとか、なぜか比較的マイナーなQ怪獣が盛んにキット化されている。

テレビで見損ねれば、後は幼年雑誌のグラビア記事での追体験しか目にすることは無かったと思うが、ウルトラ怪獣という括りで需要があったかな。
2:小狸工房:

2025/04/16 (Wed) 10:17:30

いざるばかりでさっぱりと前に進まないという噂だ。
3:小狸工房:

2025/04/16 (Wed) 10:18:49

オバQの様なプロポーションで。

トゲトゲまでは再現できないか。
4:小狸工房:

2025/04/16 (Wed) 10:20:58

ただの猿のプラモデルのような気も。

パケ替えでも出ているので、比較的入手しやすいかな。
それでも数十万円だが。
5:小狸工房:

2025/04/16 (Wed) 10:38:49

これだけ分らん。

ポスターには掲載されているのだが、ネットのどこにも何の情報も見当たらない。
ギャンゴの売れ行きが思わしくなかったので、このリモコンシリーズは一度打ち切ったとも聞いたので、予定はあっても商品化までには至らなかったのかもしれない。

カネゴンは金色成形である。
当時の良い子にはカネゴンは茶色だと思われていたのだが、「新品の十円玉の色」というのはここでも立証されていたのだな。

ペギラは足を前後に振って歩くタイプなのだが、最初に出たゴジラと同じ方式だ。
バランスを取るためにゴジラはシッポに錘が入るのだが、ペギラはシッポが細く短いので、錘を入れるためのダミーの岩がシッポに付く様になっている。ここにも様々な試行錯誤があったのだな。
6:小狸工房:

2025/04/16 (Wed) 10:45:42

豆電球で目とカラータイマーが光るという豪華さだ。
これもバランスが良くないので数歩で転ぶという。

これのウルトラセブンがあるという噂もあったのだが、これはガセだろう。
7:小狸工房:

2025/04/16 (Wed) 23:43:39

モナカのマスコットフィギュアと、お得意のリモコン歩行と、ロケットに跨ってリモコンで走行するブースカと、ここが肝心、ある意味では幻のキットである「そば食いブースカ」。

このそば食いブースカだが、こういうキットがあるという情報はあちこちで見かけたし、現存するキットもあるというのも知られていた。
座布団に胡坐をかいたブースカが、モーター動力で丼からラーメンを啜るアクションを繰り返すというもの。

凝ったギミックだと感心していたが、実際にこう動いたという話題はどこにも見つからなかったのだが、この度詳細が判明した。ギミックに設計が追い付いていなくて「まともに動くはずがない」という報告がありました。

カムとクランクとの組み合わせで、右手の箸でラーメンを二度啜ると、左手で丼を持ち上げてスープを吸うという心底凝ったギミックが仕組まれているのだが、このカムの形がさっぱりと辻褄が合わずに、まともに動くはずがないとかで。
昭和四十年代初頭の事であるので、設計が終わって金型ができたら、試作や調整は飛ばして生産に入っていたのであろうと。今だとずいぶん乱暴なように思えるが、この辻褄の合わない設計のキットというのは当時はやたらと見掛けたものだし。手にもした(笑)

「何よりキットのままの電池2本では動きが早過ぎて、マシンガンのようになる」と言うくらいで、有志が丹念にカムの形を調節し、電池は一本でようやくまともに動くブースカを完成させて、動画もアップしてくれている。
「おおー!」と感嘆する複雑な動作を繰り返すのだが、組み立て切れずにがっかりした子供が続出しただろうな。
それにしても、発売以来半世紀の時を経て、ようやくまともに動く姿を拝めるというのが真に感無量である。

これからすると、とりあえずはまともに動くイマイやミドリは、やはり偉大だったのだな。
8:小狸工房:

2025/04/17 (Thu) 00:17:43

これもカタログには掲載されているが、キットの実物はどこにも発見されていないというので、恐らくはこれも告知までして発売には至らなかったかと。
上記のそば食いブースカがよほど苦情が多かったのかもしれない。

私とて「ザ・ミサイラー」を始めとして、こうしたトラウマキットがいくつある事か。ねだり倒してようやく買ってもらえた大型キットも、手に余れば落涙するしかないし。

そういえばこのそば食いブースカだけれども、おへそが電源スイッチになっていて、麺は紙を細く切って自作するようにインストに指示があるとかで。
昔のプラモデルは楽しかったな。今みたいにギスギスしていなくて。
9:小狸工房:

2025/04/17 (Thu) 00:36:06

青色塗装。

130モーター以前の規格である。
これも私が最後の世代か。
古プラモにも対応できるように、240とか360とかのストックもあるのだけれどもね。こうしたものもどんどんと整理され、260も生産完了が近いのか、一部では在庫僅少となっているし。

家電用に生産されたものがごく少数だけ流通に乗ることもある。

古いキットも再生産の度に設計が改められて現行のモーターも使えるようになっているのだけれども、オリジナルを手にしても、今のモーターが使えるように自分で改造する方が話が早いし。

マニアはたまに箱ごと見つかるデッドストック品を押さえる。
10:小狸工房:

2025/04/17 (Thu) 00:45:57

今でも古いキットを検品していると度々遭遇する。
樹脂成分が多いので、チューブごとカチカチに固まっていたりして。

韓国製のキットなど、今でもぷっといチューブが付属しているのだが、危険物指定が入ったので同梱できなくなったはずだが、少なくとも日本では。

組み立てている途中で足りなくなる話はあちこちで聞くなー。たまに少し余ると、チューブの口に押しピンを刺したりもするのだが、それでもやはりいつの間にか乾いてしまって。

別売りの壜入り接着剤もあったし、当時は商店街の文房具屋さんでも買えたが、シンナー遊びが問題視されていた時代でもあったので、シンナー成分が弱いのか、チューブ入りに比べるとどうしても接着力が弱いのが難点でした。
11:小狸工房:

2025/04/17 (Thu) 00:54:21

歩くのと同時に手をぶらぶらさせるギミックもあるという。
さすがだ。これは劇中でのアクションが把握できていないと思い付かないギミックだ。あの手でビルを破壊するシュールさは江口寿史氏も絶賛していたな。

最初のリモコンゴジラは余程のヒット商品だったと見えて、イマイのサンダーバード2号と同様、特にプラモデルに興味のない人でも懐かしそうに話してくれることがある。
それでも相当な高額商品であったので、基本が金回りの良いご家庭だったのだな。

分らんのは、こうしたコレクターズアイテムを個人でいくつもストックしている人なのだが、お金はどこから用立てるのだろう。総計だと家一軒分くらいの金額になるぞ。
12:小狸工房:

2025/04/17 (Thu) 01:37:02

ウルトラマンがやたらと筋肉質なのは、これに先立つターザンとボディが共通だという説明。輸出用玩具だろうな。
これの頭部をソフビ製のウルトラマンと挿げ替えているわけだが、顔の造作がザ・デストロイヤーみたいになってしまって。
さらに目とカラータイマーとを点滅させるギミックを組み込んでいるわけだ。

1966年当時に1200円だとあるから、今だと一万円に近い感覚だろうか。ウドンが一杯三十円、ラーメンが五十円だった時代だぞ。

ゴジラもだが、これの素材をプラスチックに置き換えて、再設計したのがプラモデル版なのか。それでリモコンやギアボックスは共通なのだな。
それでも当時の金型技術で、自分で組み立てるとなると、まともに動かせるようにするのは至難の業であったろう。

夢のまた夢、遠い思い出だ。
13:小狸工房:

2025/04/17 (Thu) 03:49:47

これはブリキだ。

ウルトラマンと同じく、プリントを替えて頭部をセブンにしたもの。目も光るのだが、やはり造作がミル・マスカラスみたいになってしまって。
ブリキ玩具では出したがプラモデルにはならなかったのだな。

もうひとつ、これはブルマァクから。
リモコンでは無くて電池は本体に収納するフリー歩行。目は光らない代わりに造形は遥かにリアルになった。

いずれも三浦さんのところに資料がありました。
こういうのは人によって記憶も違ってくるので、どちらが正しいのかで混乱が生じるのだろうな。

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